徒然なるままに PR

ブラインドサッカーってご存知ですか?

フットサルと良く似ているのですが、
ちょっと違うところは、
ボールの中に鈴が入っている事です。
昨日はとても貴重で、初めての体験をしてきました。
少し長くなりますが、もしよかったらお付き合い下さい。
話は土曜日にさかのぼります。
この日は高校の時のクラブのOB会がありまして、
恩師の先生のお宅で鍋パーティーをしたのです。
終了後、あつかましくも先生のご厚意で泊めて頂く事になりました。
翌朝日曜日、駅まで送って頂きまして、その駅から電車で帰る途中の出来事です。
ここから日曜日の予定は大きく変わります。
(と言っても、あまり大事な用事はなかったのですが)
ある乗換駅で、白杖(視覚障害者が歩行するときに使う白い杖)を持って、
階段かエスカレーターを探している感じの方(男性)がおられたのです。
通勤の途中でもよく見かけるのですが、普段見かける場合は、
何回も通っているところを歩いている感じなので、声は掛ける事がありませんでした。
(できれば掛けたいと思っているのですが)
でも、この日見かけた方は、いかにも普段通っている道ではないという感じだったので、
「エスカレーターはこちらですよ」
と少し手を差し伸べたのです。
エスカレーターを上がってから、ちゃんと出口へ、もしくは乗り換えホームに
行く事ができるのかなと少し心配になったので、
しばらく様子を見させて頂いたのですが、
同じところを3回くらい行ったり来たりしていたので、
「どちらに行かれるのですか?」 と声を掛けました。
「難波駅です。」
「それでしたらこちらですよ。」
難波行きのホームまで、手をひいて案内したのです。
たまたま乗る電車が一緒でしたので、途中までご一緒させて頂く事にしました。
ホームで待っている間の会話です。
私、「今日はどちらへ行かれるのですか?」
「サッカーの試合です。」
「・・・」
内心ちょっと驚いたのですが、見る事はできなくても応援はする事は出来るだろうと思い
「お知り合いの方が出られるのですか?」
と聞いてみたのです。
そしたら、なんと
「私が試合をします。」 
という返事が返ってきたのです。
「ええっ!」(心の声)
全盲の方がどうやってサッカーをするのか、
私はこの好奇心をどうしてもおさえきれず
「その試合は一般の方でも応援(見学)する事はできるのですか?」
と聞いてみました。そしたら
「できますよ。」
と言ってくれたので、
そのサッカーが見たいのと、ちゃんと試合会場まで着くかどうかが心配だった事、
そして昼からは大した用事がなかったという理由で、その会場まで連れて行って
もらう事にしました。
その時の私のリュックには練習着とシューズ、
それからなぜか缶ビールと缶チューハイが合計6本。
手には白菜(丸ごと1つ)と缶ビール4本、そばとうどん2玉ずつ
その他いろいろ入った手提げ袋を持っていました。
(変な欲を出すんじゃなかった、、、)
電車の中に入ると、すぐに席を譲ってくれた女性の方がいました。
もちろん私にではないのですが、なぜかとても嬉しかったです。
どうやってサッカーをするのか
私はこの疑問だけはどうしても試合が始まるまで我慢できず、
その方に聞いてみたのです。
「ボールの中に鈴が入っています。その音を頼りにボールの居場所を確認します。」
なるほど、、、
いや、それにしても、、、 。
完全にはすっきりはしませんでしたが、百聞は一見に如かず、
とりあえず見る事にしようと思いました。
「駅かどこかで待ち合わせをしているのですか?」
初めて行くグランドだったみたいなので、聞いてみました。
「いえ、現地集合です。」
「ええっ!」(心の声、いやこれは声に出てたかも、、、)
初めてのところに行くのに一人で?
後から聞いたのですが、けっこうあるみたいです。
これはちゃんと誘導しなければと改めて思い、最終降りる駅と、
グランドの名前を聞いてみました。
そしたら返ってきた返事が、
「ちょっと忘れたので、メールで確認します。」
「えっ、メールで?」
もちろん読む事はできないのですが、その携帯にはメールの内容を
音声に変える機能が付いているのです。
そう言えば、私が以前持っていた携帯にも付いていました。
最終駅を確認したところ、もう一度乗り換えがありました。
今度は近鉄から地下鉄です。
ちなみに、視覚障害者の方を誘導する場合は、その方の手を引くよりも、
自分の手、もしくは肩を持ってもらうのがいいみたいです。
最終駅に着いて、その駅の駅員さんに目的のグランドへの道順を聞きました。
道は分かりやすかったのですが、距離がちょっと遠そうです。
結局片道20分くらいかかる距離でした。
その20分の道のりを、肩を持ってもらいながら歩く事になるのですが、
改めて、道路にはバリアー(障害物)が多い事に驚かされました。
つぎはぎだらけで凸凹(段差)の路面、
交通量が多いにも関わらず歩道のない道(これは仕方がないかもしれませんが、
路肩の位置が途中で道路の左側から右側に変わっているのはどうなのか、)
歩道に車両を入れない為のバリカー(これは白杖を持っていてもぶつかる可能性大)
普段何とも思わない路上駐車や自転車
(今日ばかりは、どうしてこんな危険なものを道路に置いておくのだと思いました)
それから、本当にこの配置でいいのかと思わせる点字ブロック。
(もちろん有効的なものもありますが)
福祉型エレベーターは音声案内はありますが、
どうやってそのエレベーターの有無や位置を確認するのか?
(点字ブロックは一応つながっていますが)
すれ違う人は快く道を空けてくれる方もいれば、中にはそうでない方も。
普段考える事も多いのですが、今回は特に強く感じました。
もし自分の目が見えなかったとしたら、とてもこんな道は歩く事ができません。
何とか道を間違えずに無事グランドに到着。
ビールと白菜が入った袋を持った右手は持ちかえる事ができす、
途中で指がちぎれるかと思いました。
(通りがかりのおばさんに、白菜要りませんか?とどれだけ言いたかったか(笑))
ちょっと長くなりましたので、続きはまた明日書く事にします。
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ブラインドサッカー用のボールです。
中に鈴が入っています。

kannaでした。 足跡