ニ級建築士 製図試験 PR

床レベルの考え方

車椅子使用の来客も想定する。ということで
玄関から応接室、多機能便所まで床をフラットで考えた人が多いと思います。
もちろんそれは正解です。
この場合、他の部分と段差が生じる場合は、それを表現することが必要です。
では、玄関土間と床との間に段差を設けた解答はどうでしょうか。
このように解答した人も多いと思います。
これはこれで考え方の1つとしてあると思います。
その理由ですが、
車椅子を使用している人は、その全ての人が全く歩けないわけではない
という点が挙げられます。
数mだったら歩ける。でも長い移動には車椅子を使用する。
という人は割と多いです。
過去の問題で、玄関土間に車椅子置き場を設ける。という条件がありますが
このような計画も、車椅子使用者の来客を想定していることになります。
この場合、式台を設けて段差を小さくしたり、手すりや移乗台(ベンチ)などを
設けるとより親切な設計と言えます。
もう1つ
事務所の玄関では下足入れを設けることが要求されています。
つまりここで靴を脱ぐことが想定されているわけですが
外から車椅子で来て、同じその車椅子のまま事務所内に入るのは
車椅子の方もちょっと遠慮してしまいます。
この場合は、応接室と多機能便所を土足利用にすれば解決できますが、
これはこれで、執務中は事務所の人が便所に行くたびに靴を履き替えないといけません。
結論としては、床レベルの設定はどちらでも問題ないと思います。
ただ、どちらにしてもそれを図面に正しく表現できることと
図面同士で整合性が取れていること。
ここが採点に影響するところだと思いますので、
きちんと作図できることはやはり重要です。
余談ですが、
家族や従業員に車椅子使用者がいれば、
それなりのバリアフリーは考えたいところですが、
想定する。ということになっています。
車椅子の方が来客される頻度は、それほど高くはなさそうですよね。
kanna 足跡