建築四方山話 PR

袖壁について


袖壁とは
別の壁に対して、直角の向きに少しだけ設ける壁
この袖壁には、目的や役割がいくつかあります。
1つは構造
壁量が増えますので、耐震性は増すと言えます。
​必要な壁量が不足する場合に設けることは割と多いです。​
また、上部に架かる梁のスパンが短くなりますので、梁の負担が軽くなります。
次にデザインや意匠的な役割
袖壁を設けることにより、空間がやわらかく区切られます。
また、特に広い空間だと、アクセントにもなります。
袖壁は外壁に対して屋外に設けることもあります。
この場合は、視線を遮ったり、防火上の役目も果たします。
この袖壁、
いろいろと設ける意味がありますので、設ける場合は、
構造的にも、意匠的にも、機能的にも
活かせるようにしたいですね。
kanna 足跡​​