ニ級建築士 製図試験 PR

コーナーとしてもよい。

コーナーとしてもよい。
という特記事項が3回でてきました。
この言葉の捉え方ですが、
通常は部屋として計画するところをコーナーとしてもよい。
ということになりますが
部屋というのは、原則壁で囲まれた空間で
扉を設けてその扉から出入りをするようにしたものをいいます。
この扉や壁の一部をなくしてオープンにしたものがコーナーです。
給湯(湯沸)室などは扉のない会社は多いと思います。
今回、応接室がコーナーとしてもよいという条件でした。
例えば、玄関ホールを広く計画し、そこにテーブルと展示棚を設けることによって
応接コーナーとする方法が考えられます。
この場合は、打合せ中も人が通行できるように
通路となるスペースは別に設けておいてください。
このコーナー捉え方で混同しないように注意したいのが
湯沸室が要求されていて、特記事項でコーナーとしてもよい。
と書かれている場合と
事務室の特記事項に、湯沸コーナーを設ける。
と書かれている場合の違いです。
今回のクライアントは
応接室がなければ事務室内に流し台を設けてもよかったかもしれませんが
おそらく、接客のことも考えて、事務室と応接室の両方に給仕できるような
湯沸室を望んでいると考えることができます。
要求室に洗面所があって、その特記事項でコーナーとしてもよい。
という練習問題はいくつか行なってきたと思いますが
この洗面コーナーを居間や寝室に設けるのはおかしいですよね。
この例えは極端ですが、このように考えるとわかりやすいと思います。
プランニングをする時のコツですが
コーナーでもよい。という条件がある場合は
コーナーで計画した方がプランニングがしやすいですし
間違いも犯しにくいです。
あと、
作図も少し楽になりますよ。
kanna 足跡