シェアハウスとは、
ハウス(家)をシェア(共有)することですね
ルームシェアとは違いますよ。
ウィキペディアを見てみると
1軒の住居を複数人で共有すること。
とあります。
複数人というのは、家族ではなく基本的には他人です。
ということで、
基準法上の分類では住宅ではなく、寄宿舎(特殊建築物)となりまして
少し、守るべき基準が厳しくなってきます。
間仕切り壁の仕様や、階段の寸法も住宅の最低基準ではだめということになります。
課題の最後は夫婦の住宅ではなく、夫婦の住まいとなっていますね。
シェアハウス(共同居住型賃貸住宅)は、
今増え続けている空き家の対策として、国も勧めているみたいです。
制度(住宅セーフティーネット法)を利用すれば、メリットもあるみたいですよ。
今年の課題は、シェアハウスの認知度を高めることが目的としてあるのかもしれません。
シェアハウスの中身(特徴)ですが
専用の個室(寝室)と共用のリビングや浴室、便所などで成り立っています。
専用の部分(プライベート)と共用の部分(パブリック)があるのがポイントです。
そして今年の課題の場合、
そこに夫婦の住まいが加わることが更なるポイントとなってきます。
今のところ若い人の利用が多いシェアハウスですが
ワンルームなどの一人暮らしだと、広いリビングの確保が難しいので、
その点はメリットと言えそうですね。
あとは、シェアメイト(他の入居者)との交流を図ることができることも
シェアハウスならではと言えます。
課題が発表されてから、
メンバーズ掲示板でもう1つ話題となったのが矩計図です。
これは、平成26年から部分詳細図に変更になりましたが元に戻った形となります。
部分詳細図は、屋根部分か胴差部分か基礎部分のいずれかでしたが、
矩計図はこの3つの図面を1つにしたものです。
つまり、屋根から基礎までの全てを詳細に作図しなさい。
と言うことになります。
この矩計図は、多少プランに応じて変更するところがありますが
大部分は、毎回同じように作図すればいい図面です。
練習すればするほど速く描けるようになりますので、
少しでも時間短縮を図り、他のことに使える時間を増やしておきたいと言えます。
最後に、
高齢者というキーワードが出てきています。
夫婦が高齢であることは設計課題よりわかりますが
シェアハウスを利用する人も高齢者なんですかね。
いずれにしても、バリアフリーの対策は必要になります。
スロープの計画ができない人が多いので
正しいスロープの計画をきちんとできるようになっておいてください。
kanna