そもそもそれって必要?という視点も、
考えてみると意外に楽しい。
例えば、当たり前のように設けている雨樋。
屋根の雨がそのまま落ちたら困るようなところ
隣地が近い場合や下が土や通路になっている場合などは
雨樋を設けた方がいいですが、
そうでなければ雨樋ってなくてもいいんですよね。
その場合、一般には雨が落ちるところは石や砂利などを敷いておきます。
特に平家部分の屋根は木の葉が詰まったりメンテナンスの必要が多いので
なくすことも考えてもいいかもしれません。
玄関
日本の住宅には一般に設けることが多いですが
玄関のない住宅は、海外に目を向けるとたくさんあります。
父の実家は、土間になっている食事室台所から床に上がる感じで
玄関というスペースはなかったです。
最近はその土間を設ける住宅が増えてきてますよね。
意外にスペースをとりますし。
そう言えば、昨年度の課題は土間のある住宅でした。
便所の扉
昔ある建築家が仰っていました。
閉じるから臭いがこもる。常にオープンにしておけば便所は臭わない。
一人暮らしの人は、閉めない人もいるでしょうね。
便所の扉はちょっと極端な話かもしれませんが、
建築の可能性は無限にあって、常識や固定観念に縛られる必要はない。
そんなことを時々思い出してみると
仕事の考え方や方法が変わるかもしれません。
kanna