ニ級建築士 製図試験 PR

パティオのメリットとデメリット

パティオとは中庭(スペイン語です)のことを言います。
スペインのパティオと日本の中庭は、ちょっと雰囲気が違いますが
この中庭、いくつかメリットとデメリットがあります。
まずメリットですが、
光と風を取り入れることができます。
また、一般的な庭って開放感があるのはいいのですが、
その反面、プライバシーの確保が難しくなります。
でも、中庭(壁で囲う)にすることによって、
プライバシーの確保がしやすくなるのです。
デメリットですが
建物の平面形状が、コの字になったりなど複雑になりますので
建築コストは高くなりがちです。
プランニングをしていても
どうしても動線が長くなってしまったりします。
それと
床面積に対して外壁部分の割合が増えますので(=外皮面積が増えるので)
エコ、ではなくなります。
そんな中でこの中庭、
講座の最後の課題に条件として取り入れてみたのですが
さすがにコの字型に建物を計画するのは少し難しいと思いましたので
L字型にして、そのL字に挟まれた空間にすればOK、という条件にしました。
でもいるんですね、
コの字型にして、その中に庭を計画する人
更には、
本日、建物をロの字型で計画し、その中に庭を計画された図面が届きました。
これは私も想定外でした。
まさかできたのか! という感じです。
試験問題としてはちょっとハードになるかもしれませんが
やってみると、できなくはないので
よかったら、挑戦してみても面白いと思います。
お時間のある方は、是非、挑戦してみてください。
私も考えてみたのですが
なかなか面白いプランになりましたよ。スマイル
kanna 足跡