ニ級建築士 製図試験 PR

今年の問題を分析 第七日目

3、趣味室部分と住宅部分とは出入口を明確に分離するとともに、
  趣味室に隣接する屋外テラスを設け、車いす使用者が支障なく
  直接行き来できるものとする。

試験後、話題の焦点になっている条件の一つめです。
この条件を守っていない人が意外に多かったです。
条件自体はそれほど難しい訳ではないのですが、
他の条件に気を取られたか、もしくはプランニングの途中で
いつのまにか、抜けてしまったと思われます。
まず、明確に分離するですが、これはアプローチを分けて下さいという意味なので、
セオリー的には、道路から敷地内に入って、建物の入口に至るところまでを、
明確にですから、きっちり分けて、計画している事が望ましいです。
道路からの出入口が1ヶ所で、敷地内に入ってから、アプローチが分かれている場合、
もしくは、スロープを途中で分岐させている計画。
この場合、アプローチは分かれているのですが、少し明確とは言いにくいです。
程度によって、減点されると思われます。
趣味室とテラスの直接行き来ですが、これはほとんどの人が出来ていたみたいです。
床レベルは同じGL+500です、掃き出し窓を設ければ問題ないでしょう。
扉でもいいですよ、と言いたいところなのですが、
後から、1階の要求室の出入口は全て引き戸か引き違い戸とする。
という条件が出てきますので、ここは引き違いですね。
ただ、矩計図はできるだけ、この窓では切らない方が無難でしょう。はさみ
明日は焦点の2つめ スロープです。
kannaでした。 足跡