10階建てのマンションの建設
もしかしたら大阪城が見えなくなるかも と思ったのですが、
なんとか、大阪城が見える高さで終わってくれました。
一安心です。
ちなみに、
一般的なマンションの階高ってどのように決まるかご存知でしょうか。
全てのケースに当てはまりませんが、
一般的に、特に賃貸マンションの場合
建築コストはできるだけ安くしようと考えます。
家賃収入とのバランスを考えると、
イニシャルが高くなるほど、利益が少なくなります。
月々の家賃収入 ー返済(建築費)ーランニングコスト(維持メンテナンス費など)=利益
建築コストを考えると、
階高は低い方が安くなります。
ただし、
居住性を考えないわけにはいきません。
低くしすぎると、天井高さが低くなり、
居住性に影響することになります。
その前に、
多くのマンションでは、大梁の下に玄関の扉を設けることになりますが、
大梁の高さ+玄関扉の高さ
この寸法を確保すると、概ね、
一般的な天井高さを確保することができてしまいます。
なので、大梁の大きさが階高に影響すると言えます。
(階が上になるほど大梁は小さくなるので、階高も低くなります。)
ちなみに、分譲マンションでは、
天井高を確保し、デザイン性を高くする考え方もあります。
階高が高くなれば建築コストも高くなりますが、
その分、売値を高くするのです。
商品価値を上げることによって、
購入者の購買意欲を高めるわけですね。
賃貸の場合も考えることがありますが、分譲ほどではありません。
特にワンルームマンションでは、一時的に住むことが想定されます。
製図試験においては、
コストやデザインは、あまり、考える必要はなさそうです。
全くではありませんよ。
kanna