ちょっと厄介なやつです。
垂木の上に野地板を敷いて屋根材を仕上げる。
これはみなさんよくご存知です。
その垂木は母屋の上に設置されているという事も
理解できているのですが、その母屋の位置に注意が必要です。
母屋は軒桁から、つまり外側から910mmの間隔で入れます。
中心(棟木)から取っていくと、外側で455mmになる場合がありますが、
これは間違いです。
455mmの間隔になるところは、一番高いところにして下さい。
次に、その母屋を設置する為の小屋束ですが、
この小屋束は1,820mm以下の間隔で入れます。
もちろん、棟木の下にも必要です。(忘れる人が多いです)
また、1階の柱の有無は関係ありません。
1階の柱があったとしても小屋束は必要です。
この場合、図面上は○と×が重なる事になります。
そして最後に、
その小屋束を設置する為の部材である小屋梁が必要です。
これは丸太材でも角材でも構いません。
ただし、その梁を設置するラインが1階の壁になっている場合は
角材を使用します。丸太ではありません。
今日の話、
初めはちょっと難しいかもしれませんが、
すぐにわかるようになります。
今年合格する人は、
避けては通れませんので、しっかり頑張って下さい。
ちなみに、
実際に施工する順番は、
今の話と全く反対の順序です。
小屋梁 → 小屋束 → 母屋(棟木)→ 垂木 → 野地板 → 屋根仕上 です。
kannaでした。