ニ級建築士 製図試験 PR

建具について

建具
いろんな建具があります。
添削をしていて少し気になるのが扉の開き方です。

この図の書斎に入る時
赤で描いたように扉を設けると
出入りする時に少し面倒です。
これはどちらでもいいかもしれないですが、
引違い戸にできるところを片引きにすると
少し、引く線が増えます。
また、扉から引違いにすることによって
これも少しですが、作図量が減る場合があります。
引戸にしてくださいという条件は時々出てきますが
扉にしてくださいという条件は過去にありませんので
どちらでもいい場合は
作図が少しでも楽な方を選ぶといいですね。
ただ、柱心1365mmのところに引違い戸を入れるのは
開けた時に有効開口幅が少し狭くなりますので注意していただきたいです。
物入れくらいでしたらいいのですが、
普段出入りするような出入口でしたら、もう少し広くしたいところです。
出入口を設ける位置ですが
普段の生活動線を考えて
なるべく動線が短くなるように設けるのがベターです。
基本的には、玄関や階段に近い方でしょうか。
​なるべくなので絶対ではないです。​
建具1つとってみてもいろいろありますが
慣れてしまうと
それほど考えることはないと思います。
特に条件がなければ
正解はいくつもありますので。
kanna 足跡