建築四方山話 PR

手がかり とは

​​問題を解決するためのいとぐち
という意味で使うことが多いと思いますが、
他にも意味があるのです。
茶会(茶道です)などで人を招くとき、
お客さんが戸を開けやすいように、
入り口の戸や襖を少し開けておくこと
これを手がかりと言います。
招待する側は、準備ができると、この手がかりを行なうことによって
準備ができたことをお客さまに知らせます。
また、こちらにお入りくださいという合図にもなっています。
客側にとってみれば、
準備ができているかどうか、どちらに進めばいいかの
手がかりになっているんですよね。
懐石料理などのお店にいくと、
戸が少し開いていることがありますが、
これは、お店の人がちゃんと戸を閉めなかった
わけではないんですよ。
kanna 足跡
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