いよいよ最後、かな? 要求図書です。
今年の試験はプランの内容もさることながら、
一番気になっていたのがこの要求図書です。
木造課題では近年の2回(h16とh17)は設計課題発表と同時に
要求図書も発表されていたのですが、
今年は蓋を開けてみるまで、この要求図書がわかりませんでした。
従って、この要求図書に対してはケースに応じて、
本試験のペース配分を考える必要がありました。 しかも本試験中にです。
大きくは、伏図があるかないかで、エスキースにかける事ができる
時間が変わってくるという事です。
今年の場合は、述べ床面積も大きく、要求図書もフルコースなので
エスキースは50分から60分以内に仕上げたかったところです。
仕上げると言うか、切り上げると言うかですが、、、
でも、実際は、60分たっても描き始めた人がいなかった教室もあったと
聞いています。 今年の問題の難しさを物語っていますね。
ただ、この試験はみなさんもご存知の通り、未完成では採点してくれません。
反対にプランが悪くても、図面が完成していれば、土俵には上がる事ができます。
すなわちここで、プランの内容よりも、
完成させる事に意識を向ける事が必要。 という事になります。
未完成の方の割合がどれ位なのかは、正確にはわかりませんが、
失格項目に該当しないで、作図が全て完成できた人は、それだけでかなり有利な
状況にあると言えるでしょう。
それにしても、今年の本試験。
今までになかった速さで図面を描く事が出来た人が多いのではないでしょうか?
いざとなったら、自分の知らない力を出す事ができるみたいです。
初めからその力をあてにするのはおススメしませんけどね、
少なくとも本番前に、本試験を想定して問題を行なっておく事は重要だったと思います。
kannaでした。