ニ級建築士 製図試験 PR

梁のスパンの考え方

梁のサイズを検討するとき、柱と柱の間隔(スパン)ではなく

梁そのものの長さで検討する人が時々おられます。

 

例えばこの梁

__ 3.JPG

柱間隔が広いので、梁のサイズは大きくする必要があります。

 

でも次の場合、

__ 2.JPG

この場合は、間に柱があり、柱間隔が狭くなっています。

梁の長さは同じでも、サイズは上のケースより大きくする必要はありません。

 

梁の長さでサイズ表を見てしまうと

__ 4.JPG

このように、必要がないのに大きな梁を入れてしまう事になります。

 

理屈はわかっていても、作図する時はついこのように書いてしまうことはあります。

でも、

図面を見る人は、うっかり間違ったのか、構造がわかっていないのかは判断できません。

 

気を付けたいですね。

 

 

 

 

kanna 足跡