ニ級建築士 製図試験 PR

模倣 (2)

「人の真似をしてどうする、建築はオリジナル性がないとダメだ。」
こんな意見もこの世界にはありますが、
あの安藤忠雄さんも初めはコルビジェの本を入手しノート
その図面の模写を行っていました。
全ての図面を見ないで描けるようになった時、
本物を見てみたい。
そう思って日本を飛び出したそうです。飛行機
もちろん、
安藤さんが作る建築はコルビジェと同じかというと
そんな事はありません。
影響は受けていますが、そこに安藤さんのテイストが加わる事によって
全く別の世界を確立しています。
これは安藤さんに限った事ではありません。
ほとんどの建築家は、誰かに学び、そして誰かの影響を受け、
それを土台として、自分の建築の世界を作り上げています。
ちょっと、
前置きが長くなってしまいましたが、
この製図試験においてはどうでしょうか?
やはり、上手に真似る、という事が有効です。
エスキース・コードにも書いてありますが、
オリジナリティに富む必要はありませんし、
出題者はそれを求めてはいません。
評価を受けるどころか、反対に悪い印象を与える可能性もあります。わからん
一般的な考え、テキストに書いてある事、これまで見た模範解答プラン
それらを上手に選んで組み合わせればいいのです。
何か変わった事をしようとすると、
減点につながる可能性がとても高くなります。下向き矢印
無難な道を選択する。
減点法で採点されるこの試験においては、
とても大切な事と言えます。
kannaでした。 足跡