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「お母さん、いよいよ今月だね。」
「そうなのよ、何だか緊張してきたわ。もう決まっているなら早く教えてほしいわね。」
「受かったら給料上がるんでしょ。僕の小遣いもあげてね。」
「それは受かってから考えることにするわ。」
「あー、小遣いあがんねーかな」
「あなた、どっちを願ってるの?」
「も、もちろん、合格する事を願ってるよ。
もしだめだったら、来年親子で受験、ってなるじゃん。」
「一次試験が受かったらでしょ、けっこう難しいのよ。」
「大丈夫だって、まだ半年以上もあるし、学校で習ったばっかりだもんねー。」
「そうね、せっかく学校出たんだから、一発で合格してもらわないとね。」
受かんなかったら、小遣いなしにするから。
って言うか、来年から社会人なんだから、お小遣いはもういらないわね。」
「ひぇ~ 社会は厳しいな~。」
kanna