ニ級建築士 製図試験 PR

親子建築士受験物語 「第14話」

これまでのお話はここをクリック

 

「母さん、母さん、最端製図からでっかいダンボールが届いてるよ。」

「あらそうなの、ありがとう。」

「すべらんうどんは入ってたけど、キットカットはなかったよ。」

「うそおっしゃい、あんたの分は既に届いてるでしょ。」

「ちぇ、ばれたか、でも、自分の分はもう食べちゃったんだよな。」

「もう食べたの? それは試験まで取っておかなくちゃ。母さんはとっておくわ。」

「試験までって、賞味期限大丈夫?」

「チョコレートだから大丈夫でしょ。 それより、製図用紙を出しておかなくちゃ。」

「へぇ~、こんな用紙に描くのか。」

「あんたも製図ができるように、学科試験頑張らないとね。」

「まだまだ大丈夫だって、勉強は卒業旅行が終わってから始めるよ。」

「余裕なのね、学科クラブに入ったからって、自分がちゃんとやらなくちゃ、先生はお尻まで叩いてはくれないわよ。」

「そうなんだよね、でも、メンバーズサイトで早速質問している人がいたけど、先生、すぐに回答してたよ。なんか安心しちゃった。」

「のんきな性格ね、まあ後で慌てるのは私じゃないから、試験直前に後悔しないようにね。」

「わかってるって、それより、すべらんうどんはいつ食べるの?」

「そうね、明日にでもお鍋に入れましょうか。」

「じゃあ、すき焼きがいいなー。」

「何言ってんの、うどんだからうどんすきでしょ。」

「え~まさかうどんだけじゃないよね~?」

 

次回へ続く

 

 

 

 

kanna 足跡