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「母さん、母さん、最端製図からでっかいダンボールが届いてるよ。」
「あらそうなの、ありがとう。」
「すべらんうどんは入ってたけど、キットカットはなかったよ。」
「うそおっしゃい、あんたの分は既に届いてるでしょ。」
「ちぇ、ばれたか、でも、自分の分はもう食べちゃったんだよな。」
「もう食べたの? それは試験まで取っておかなくちゃ。母さんはとっておくわ。」
「試験までって、賞味期限大丈夫?」
「チョコレートだから大丈夫でしょ。 それより、製図用紙を出しておかなくちゃ。」
「へぇ~、こんな用紙に描くのか。」
「あんたも製図ができるように、学科試験頑張らないとね。」
「まだまだ大丈夫だって、勉強は卒業旅行が終わってから始めるよ。」
「余裕なのね、学科クラブに入ったからって、自分がちゃんとやらなくちゃ、先生はお尻まで叩いてはくれないわよ。」
「そうなんだよね、でも、メンバーズサイトで早速質問している人がいたけど、先生、すぐに回答してたよ。なんか安心しちゃった。」
「のんきな性格ね、まあ後で慌てるのは私じゃないから、試験直前に後悔しないようにね。」
「わかってるって、それより、すべらんうどんはいつ食べるの?」
「そうね、明日にでもお鍋に入れましょうか。」
「じゃあ、すき焼きがいいなー。」
「何言ってんの、うどんだからうどんすきでしょ。」
「え~まさかうどんだけじゃないよね~?」
次回へ続く
kanna