というのはちょっと言いすぎかもしれませんが、
でも、
設計課題に、あまり踊らされすぎないように注意してください。
というのは、少し言わせて下さい。
例えば、
昨年度の課題はコミュニティ施設でした。
コミュニティ施設の設計がきちんとできなければいけない。
まあ、それはそうなんですが、
出題者が求めているのは、あくまで基本的な建築の計画力だったりします。
それと、製図(作図)力です。
だって、
どんな部屋がどれくらいの広さで必要かは、
問題条件でちゃんと言ってくれます。
なので、
仮に、設計課題が歯科併用住宅だとしても、
歯医者さんの勉強だけしてもだめなのです。
反対に、
基本的なことがきちんと身に付いている人は、
どんな設計課題であっても、
大きな間違いを犯すことはありません。
例えば、
「夏野菜を使ったスタミナカレー」が課題だったとします。
野菜にこだわったり、スタミナについて研究したりするのもいいですが、
本来はカレーだということを忘れてはいけません。
野菜に詳しい人よりも、
カレー作りというものをきちんと知っている人の方が、
結局はおいしいカレーが出来上がります。
話を元に戻すと、
基本的なことをきちんとおさえている人は、
どんな設計課題でも
合格する力がある。
そう言うことができます。
kanna