踊る場所と書いて踊り場ですが、
図面を見ていると、さまざまな踊り場があります。
階段は移動に伴い、転落する可能性がありますので、
安全に設計することが大切です。
これらは折返し階段と言いますが、
Aの階段は、踊り場に段がなく、最も安全に向きを変えることができます。
ただ、スペースがないと蹴上寸法が大きくなってしまいますので、
どうしても踊り場に段を設ける必要が出てくるのですが、
1段増やす場合は、Bの位置に段を設けます。
2段増やす場合はCです。
この場合、斜めの段は、高い方に設けて下さい。
ここで踏み外しても、踊り場で止まる事ができるからです。
3段増やす場合はDのようになります。
この場合の斜めの線は、60°に入れます。
2段追加する場合、Eのように入れる人がいますが、これは間違いです。
ちょっと上り下りしにくそうですね。
また、Fのように、踊り場の幅が階段幅と違う図面も時々見受けます。
原則、踊り場の幅は、他の部分と同じになるようにして下さい。
正しい階段
描けていますでしょうか?
kanna