ニ級建築士 製図試験 PR

階段の踊り場

踊る場所と書いて踊り場ですが、

図面を見ていると、さまざまな踊り場があります。

階段は移動に伴い、転落する可能性がありますので、

安全に設計することが大切です。

 

__ 1.JPG

 

これらは折返し階段と言いますが、

Aの階段は、踊り場に段がなく、最も安全に向きを変えることができます。

ただ、スペースがないと蹴上寸法が大きくなってしまいますので、

どうしても踊り場に段を設ける必要が出てくるのですが、

1段増やす場合は、Bの位置に段を設けます。

2段増やす場合はCです。

この場合、斜めの段は、高い方に設けて下さい。

ここで踏み外しても、踊り場で止まる事ができるからです。

3段増やす場合はDのようになります。

この場合の斜めの線は、60°に入れます。

 

__ 2.JPG

2段追加する場合、Eのように入れる人がいますが、これは間違いです。

ちょっと上り下りしにくそうですね。

また、Fのように、踊り場の幅が階段幅と違う図面も時々見受けます。

原則、踊り場の幅は、他の部分と同じになるようにして下さい。

 

 

正しい階段

描けていますでしょうか?

 

 

 

kanna 足跡