一口に手すりと言ってもいろいろあります。
・階段にある手すり
・スロープにある手すり
・ベランダの手すり
・便所の手すり
日本語での呼び方はみんな手すりですが、外国では違ったりします。
手すりを設ける目的によって、呼び方が違うのです。
・階段やスロープなどの手すり
移動が伴う場合にそれを補助するために設けます。
二級の製図試験では、一点鎖線で表現することが多いです。
(実線でも構いません)
駅や公共施設では、身長に合わせて高さが2段になっていることがありますね。
・ベランダの手すり
吹抜けなどにも設けますが、この手すりの目的は転落防止です。
人が下へ落ちないために設けます。なので、高さは少し高めです。
また、下部には、隙間は設けないか、設けても狭くする必要があります。
この手すりは、実線で引いてください。
幅も表現したいので、2本線になります。
・便所や浴室の手すり
内部での移動を補助するためと、立ち座り動作を補助するために設けます。
詳細図では実線で表現しますが、1/100の場合は、一点鎖線でもいいでしょう。
ベランダや吹抜け部分の手すりを描くときに
とても強い線で引く人がいますが、この線は断面ではなく見え掛かりになりますので
中線で引いてください。
強く引くと、
壁と区別がつかなくなってしまいます。
kanna