建築四方山話 PR

世界が驚いたニッポン スゴ~イデスネ視察団

懸魚と漆について、すごい技術を拝見することができたのですが

建物本体についても、ちょっと取り上げてほしかったですね。

と、思ったのですが、これは仕方ありません。

 

私自身、いくつかお城を見てきた中で一番すごいと思ったのは、

金沢城の菱櫓ひしやぐらです。ちなみに、金沢城は天守閣は残っていません。

 

この櫓、平面形状がその名の通りひし形になっているのですが、

部材と部材が90度ではなく、80度と100度の角度をもって接合されています。

更に、柱の断面もその角度に応じてひし形になっています。

 

PA168039.jpg こんな感じです。

 

それぞれの部材の加工(仕口や継手)がかなり複雑なんです。

直角に合わせてもかなり難しいのに、斜めに合わせるなんて、

相当大変な作業であることは間違いありません。

 

中に展示してある模型もすごかったです。

 

新幹線も開通して、金沢には行きやすくなりました。

兼六園と21世紀美術館 そしてこの金沢城

この3つはとても近くにありますので、

観光するには最適で、おススメのコースです。

 

 

 

 

kanna 足跡