懸魚と漆について、すごい技術を拝見することができたのですが
建物本体についても、ちょっと取り上げてほしかったですね。
と、思ったのですが、これは仕方ありません。
私自身、いくつかお城を見てきた中で一番すごいと思ったのは、
金沢城の菱櫓ひしやぐらです。ちなみに、金沢城は天守閣は残っていません。
この櫓、平面形状がその名の通りひし形になっているのですが、
部材と部材が90度ではなく、80度と100度の角度をもって接合されています。
更に、柱の断面もその角度に応じてひし形になっています。
こんな感じです。
それぞれの部材の加工(仕口や継手)がかなり複雑なんです。
直角に合わせてもかなり難しいのに、斜めに合わせるなんて、
相当大変な作業であることは間違いありません。
中に展示してある模型もすごかったです。
新幹線も開通して、金沢には行きやすくなりました。
兼六園と21世紀美術館 そしてこの金沢城
この3つはとても近くにありますので、
観光するには最適で、おススメのコースです。
kanna