ニ級建築士 製図試験 PR

スパンが大きくなる時は袖壁を設ける

スパンと言うのは、その梁が両端で支えられているその距離のことを言います。

両端は柱で支えられている場合もありますし、別の梁の場合もあります。

一般的な木造では、このスパンの長さに限界があります。
特殊な木造でも限界はありますが。。。

また、限界に達しなくても、ちょっと厳しい場合もあります。

 

ニュアンス的には

全然大丈夫 ちょっとしんどいけど許容範囲 うーんどうだろう? それは無理

と言う感じです。

 

できるだけ許容範囲内でプランニングを行うのが理想ですが、

どうしても、少しスパンが大きくなってしまう場合

袖壁を設けるという方法があります。

袖壁を設けるとスパンが短くなるので、梁の負担が少なくなるのです。

 

この場合、注意してほしいのが、最初に言いましたが

スパンの方向です。

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この写真の場合、赤い矢印の横方向は、いくら長くなっても関係ありません。

青い矢印の縦方向(その部屋の短辺方向)がスパンになります。

 

それと、部屋の中途半端なところにこの袖壁を設けるのは好ましくありません。

居間と食事室の間など、空間を分けるところに入れると

不自然さはなくなります。

 

 

 

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