■採点のポイント
1)設計課題の特色に応じた計画
1「喫茶店部分」・「住宅部分」の配置計画及び動線計画
2「喫茶店部分」の各要求室の配置計画及び動線計画
3 将来の高齢化に配慮した「住宅部分」の1階部分の各要求室の配置計画及び動線計画
4 建築物の耐震性の確保
2)計画一般(敷地の有効利用 配置計画 動線計画 設備計画 各室の計画等)
3)構造に対する理解
4)架構計画
5)矩計に関する知識
6)要求図書の表現
7)設計条件・要求図書に対する重大な不適合
1 木造2階建でないもの
2 要求図書のうち図面が1面以上未完成
3 図面相互の重大な不整合のもの(上下階の不整合等)
4 延べ面積条件が、「190m2以上、230m2以下」に適合していないもの
5 要求室のうち、次のいずれかの室が欠落又は設置階が違っているもの
(喫茶室、多目的室、趣味作業室、居間・食事室・台所、和室、夫婦寝室、書斎、子供室)
6 屋外テラスの欠落
7 駐車スペース及びその出入口の位置の不適合
8 著しく非常識な計画のもの(階段の欠落等)
■採点結果の区分
採点結果についてはランクl、ll、lll、lVの4段階区分とする。
ランクl :「知識及び技能」を有するもの
ランクll :「知識及び技能」が不足しているもの
ランクlll:「知識及び技能」が著しく不足しているもの
ランクlV : 設計条件・要求図書に対する重大な不適合に該当するもの
「知識及び技能」とは、二級建築士として備えるべき「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的な知識及び技能」をいう。
尚、採点の結果、ランクl、ll、lll、lVのそれぞれの割合は次の通りであった。
l:50.9%、ll:7.6%、lll:16.0%、lV:25.5%
○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..
これはセンターより毎年発表されているものです。
もうご覧になりましたか?
それよりも、この採点基準を試験前から意識していましたか?
4つのランクがあって、合格がランク l というのは知っていたと思います。
でもそのランクが上の採点基準に基づいて決められている。
ここを知っていないと、本番で効率よく戦う事はできません。
1)に関しては、ほぼ設計主条件でしたね。
設計条件の中で、最も重要な部分です。
7)は概ね一発失格に関する内容になっています。
例年ほぼ同じですが、7の駐車スペースに関しては、角地の斜線部分の事になります。
ここにかかると危険でしたね。
採点結果の区分ですが、
l が例年よりやや低めです。
これは今年の問題がそうとう難しかった事を意味していると思います。
それでも半数強の方が合格されています。
そして、lVの方がやや多いですね。らんくlVは概ね7)の失格に該当する方になりますが、
おそらく、未完成の方が多いと思われます。
今年ダメだった方、
この採点基準は是非来年に役立てて下さい。
それにしても、この採点基準。
センターの方、どうせホームページで公表するならコピペできるように
してくれたらいいのに。。。
Kannaでした。