ニ級建築士 製図試験 PR

第十四話 いざ製図試験へ その7

試験会場を退出し、その後病人さながらの足取りで家路につきますが、
御茶ノ水の駅までの道中で溢れんばかりに次々に浮かび上がるミスの数々。
電車に揺られ最寄り駅についた私は矢も盾もたまらず、
カフェに入って減点箇所の拾い出しをすることにしました。
するとまぁ出るわ出るわ、減点の大噴火。
そのあまりの多さに精神が崩壊してしまった私は良い加減でペンを置き、
今度はネットカフェに篭ります。
そこで私は、あたかも不幸続きの人生に絶望し、
教祖様にすがっていく信者のごとくかんな先生に
泣きつかんばかりにネットカフェからメールを送りました。
しばらくするとかんな先生、クリア先生からお返事を頂き、
とりあえず今日はゆっくり休めとのお告げ。
読み終わると、個体維持という本能に逆らうことなく
いいかげんお腹もすいてきたので、公約どおり
一人焼肉&久方ぶりのアルコールでちょっとセレブな慰労会
(CEO帰省中につき)としゃれ込みましたが、
長期間の禁酒のせいか妙に酒の回りが速く、
一日の疲れも相まって帰り道の製図版と製図道具が
普段よりも数段重く肩にのしかかったことは言うまでもありません。
掲載された図面が本番で描いた図面です。
実際の図面の汚さまで再現することまでは出来ませんでしたが、
再現図に比べ数百倍汚いと考えて頂いてほぼ間違いないことと思います。
つづく
○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..
試験の体験談はここで終わりですが、最後にまとめて下さった文章があります。
作品集が届く頃にちょうど終わるかなスマイル
 
Kannaでした。 足跡