引き続きまして、要求図書についてです。
要求図書の特記事項の中には特に注意すべき項目があります。
それは普段の練習で描いているもの 以外 の項目です。
例えば平面図ですと
イ、道路から玄関へのアプローチ
エ、喫茶店部分厨房の配膳台、手洗い器、
多目的室のテーブル、椅子、展示台
便所の洗面器、手すり
などです。 しっかりチェックできましたか?
それ以外の図面に関しては、ほぼいつもの通りだったと思います。
立面図は一番描きやすい南側の面です。よかったですね。
矩計図も特殊な指定はありませんでした。
好きなところで切ればよかったと思います。
時間短縮を図ろうと思えば、住宅部分よりも店舗部分で切った方が、
床組みがない分、楽になりますね。床下換気口も必要なくなります。
平面図のアプローチですが、
これは何を描けばいいのでしょうか?
他の部分と区別できるように、目地表現をしておけばいいと思います。
アプローチと文字を記入しておけば間違いありません。
立面図に筋かいの位置とか、高さ寸法などを記入する人がいますが、
要求されない限りは必要ありません。今回も要らなかったでしょう。
結局、
今年の要求図書には大したサプライズやひっかけはありませんでした。
そう言えば
この要求図書の特記事項ですが、時々この部分を読まないで作図をする人がいます。
「えっ読まなきゃいけないの?」
そうそうあなたです、作図で減点されていますよ。
もちろん、この特記事項になくても、要求室の特記事項で
求められているものについては、記入の必要があります。
玄関のスロープや住宅部分の水廻り及び廊下などの手すりは
特に記入する必要はありません。
kannaでした。