あまり考えたことがない
もしくは、漠然と試験と思っている
そんな方が多いと思いますが
○○試験というものは基本、○○であり試験でもあります。
○○と考えるのか、それとも試験と考えるのか
これによって、対策も違うものになってしまいます。
私が感じるのは
多くの受験生は、この設計製図試験を主に試験として捉えています。
少し具体的に言いますと
問いに対するその答えというのは1つであり、
その1つしかない答えを正しく答えなくてはならない。
そう考えている人が多いです。
例えば、1階の床高さは何ミリにすればいいか。
この答えは
試験と思っている人は、何ミリにしなくてはいけないと考え
建築と思っている人は、何ミリでもいいと考えます。
床の高さは、地面とほぼ同じの場合もあれば、1m以上高くすることもあります。
建物の用途や使い方、クライアントや設計者の考え、デザイン、施工方法や予算
いろいろなことを考え、その上で、適切と思われる高さを設定します。
ただこの試験は、
検討しなくてはならない要素は床高さだけではなく、いろいろあって
全てにおいて突き詰めて考える時間はないんですよね。
なので、課題が発表されるとある程度の基本形は想定しておく必要があると言えます。
そう捉えると、
この設計製図試験は、試験である要素が大きくなります。
建築であるということと試験であるということ
それぞれを理解しバランスよく自分に取り入れることによって
上手に試験対策ができる。
そんなことが言えるかもしれません。
kanna