どれくらい必要でしょうか?
よくいただく質問です。
1つの答えとして
張間方向及び桁行方向において、それぞれ地震力と風圧力に対し
基準法による所定の計算方法を用いて算出された値以上
なので、
プランによってその量は違う
と言えます。
それと
軸組って、その種類によって倍率が違っていましたよね。
覚えていますでしょうか、
組み合わせると倍率は加えることができますが、最大は5までですよ。
って、いうやつです。
この考えでいくと
倍率が1の軸組と5の軸組では
必要な壁の長さは 5:1 ということになります。
でも、
図面上で軸組の倍率は明記しませんよね。
なので
図面を見る人は、その耐力壁の倍率が1なのか5なのかは
わからないことになります。
ということは
仮に全ての△が5倍として計算して、それでも不足している場合は
耐力壁が足りていないと言えますが
そうでなければ、不足しているとは言えません。
つまり、減点できない。ということになります。
△が多い場合は?
倍率が低い軸組とすれば、帳尻を合わせることができます。
結論
計算して壁量を求める必要はなく
多からず少なからず記入しておけば大丈夫です。
ただ、上下のバランスと左右のバランスは
少し意識しておきたいです。
あと、2階よりも1階の方が多くなるように意識してください。
それと、
桁行方向よりも張間方向の方が、計算上多く必要になることが多いです。
これらは、
少し意識をしておくといいですね。
1,2階で位置をそろえる
ということは、
それほど意識しなくても大丈夫です。
kanna