ニ級建築士 製図試験 PR

壁の中心線

作図方法のテキストでは
平面図を描く時は、まずは壁の中心線を引いてください。
このように書かれてあることがあります。
間違いではないのですが
必ずしも中心線は必要ではないです。
少なくとも、私が作図する時は、中心線は引かないです。
引かない理由その1 引いてもわからない。
答案用紙には455mmの間隔でマス目が印刷されています。
その上から薄い線でなぞっても、引いた線がわかりにくいのです。
引かない理由その2 時間がもったいない
その1と理由が似ているかもしれませんが
わかりにくいのに
時間を割いてまで引く意味があるのか
他に手段があればそうしたいですよね。
その手段ですが
中心線を引こうと思ったその位置(印刷されているマス目)から
壁厚の半分上の位置に線を引きます。
その次、同じように今度は下の位置に壁厚の半分の位置に線を引きます。
壁の下書き線が出来上がります。
昔の実務の話ですが
図面を描く時は、真っ白い紙に描いていました。
当然、壁の中心を出さないことには、厚みも出せなかったのです。
でもこの試験では
455mmの間隔で、マス目(方眼)が印刷されています。
せっかくなので、
それを活かすような作図を行なうべきですよね。
kanna 足跡