ニ級建築士 製図試験 PR

採点して感じたこと

あまりたくさんは見ていないのですが
これまで採点してきて感じたこと。
いくつかありますが、その中の一部を紹介します。
割と多くの人が思ったと思うのですが
今回の問題は、1階が窮屈で、2階3階は余裕があったと思います。
その余裕がある2,3階をどうするか
1,要求室を広くする。
2,1階よりも2,3階の床面積を小さくする。
どちらでもいいのですが、
1の方が間違いが少ないです。
柱の位置を工夫したり、屋根部分を設けたり
いろいろするほど作図が複雑になっていきます。
1階の大きさ(柱配置)をそのまま上げるのが
一番シンプルで間違えにくいです。
地面の高さの記入
高さの記入が求められたのは、待合室と玄関ホール
なのですが、
傾斜が付いている敷地の場合は
いくつか地盤高を書いておくと親切と言えます。
何も記入がない場合、
通常は±0として見てしまいます。(特にこの試験においては)
作図した本人は、この部分は地盤の高さが200ほど上がっているから
スロープであと200上げれば大丈夫。
そう思っているかもしれないですが、
図面を見る人は、400の高さをスロープで上げている
つまり、スロープの長さが足りない。
そう見てしまう可能性があります。
断熱材の有無
バルコニーの床スラブ下です。
バルコニーの下が屋内になっている場合、
バルコニーの床は外気に接するところになりますので、
そこには断熱材がほしいです。
屋上スラブの下には、普通に設けていましたよね。
スロープの手すり
スロープの手すりは、最低片側にあればいいのですが、
それは、もう片方が壁や塀になっている場合です。
何もなければ、スロープから転落する可能性がありますので
その場合は、手すりを設けるか、腰壁などを設けておきたいです。
詳細図の切断位置ですが
やはり、
1か所しかない人が多かったですー。
kanna 足跡