建築四方山話 PR

表と裏

​​大工さんが使う指金さしがね
差矩とも書きますが、
表と裏で目盛りが違うのをご存知でしょうか。
表の目盛りを表目
裏の目盛りを裏目、と言います。
裏目は、表目の√2倍の目盛りが刻んであります。
表目 l    l    l    l   この間隔を1とすれば
裏目 l      l      l    この間隔は、1.4142・・・
となります。
この裏目、いろいろと使い道があるのですが、
例えば、丸太の直径を裏目で測ると、その丸太から取れる角材の大きさがわかります。
 
裏目で測った直径が10だったら
 
表目で一辺が10の正方形を取ることができます。
    
また、
裏目を使えば、30度や60度の角度が取れますよ。
どのようにするか、考えてみてください。
ちなみに45度は、
表目だけで取れますね。
kanna 足跡​​